【山林開拓-23】 プロでも事故になる可能性がある危険な木の伐採
林業のプロでも伐採で事故が起きるほど、「木を切る」というのは危険なものなんですよね。私は伐採の経験が浅いので、木を切る時は必要以上に気を付けるようにしています。死亡事故なんて事はあってはならないので、これからも安全第一で取り組んでいこうと思っています。
ここから先はあくまで私の個人的な考えなので、木を切る場合は専門の方に確認・相談してくださいね。
斜面に生えている木の伐採
基本的には平坦地に生えている木と同じような切り方でいいと思うのですが、気を付けるべきは「力の方向」だと思っています。
どこを切ればどのように倒れているか・・・というのがわかっていないと本当に危険なんですよね。
立木を切る前に私が必ず確認している事
私が立木を切る時に必ず確認している事や気を付けている事をまとめてみました。
- ・倒れる方向の確認(力の方向)
- ・足場の確認
- ・逃げ道の確認
- ・頭上の確認
- ・木が裂ける音をしっかりと聞く
倒れる方向の確認(力の方向)
真っすぐ立っている木なら基本に忠実に切ればそれほど問題は起きないかと思います。
ただ、斜面に生えている木や、ツルに絡まった木、曲がっている木を切る時は、どの方向に力が向いているかを確認しています。
見た目ではなかなかわかりづらい部分もあるのですが、経験を重ねると力の方向がわかってきます。
足場の確認
足元が悪ければ木を切るのがとてもむずかしいので、足場に生えている雑草を切ったり、足場の土を少し整えて踏ん張れるようにする事もあります。
何か問題が起きた時に逃げられるようにする事が重要だと思っています。
逃げ道の確認
基本的には木を倒す方向の逆の斜め後ろ辺りで木を切ると思いますが、万が一自分の方向に木が倒れてきた時に逃げられるようにする事が重要だと思います。
2~3方向に自分が逃げられるように確保しておくと安全だと思います。
頭上の確認
背の高い木を切る時は必ずヘルメットをするようにしています。
木が切れた反動で他の木の枝が落ちてくるって事もよくありますので…。高い位置にある細い枝が近くで見たら太い枝だったって事もありえます。万が一太い枝が頭を直撃したら死に至る事も十分にあることなので、ヘルメットは必須かなと思っています。
木が裂ける音をしっかり聞く
木は音もなく突然倒れるという事はほとんどありません。
通常の場合、「ミシミシ…」→「バキバキ」→「ズドン!」って倒れる感じなんです。※ちょっとわかりにくくてすいません…。
私はできるだけ安全に木を倒すように心掛けているので、「ミシミシ」という合図がなったら一回木を切るのをやめます。
そのまま倒せるようであれば手で押すかロープで引っ張って倒します。もうちょっと木を切る必要があれば少しずつノコギリを入れて切っていきます。
一気に切り倒すというよりも、少しずつ調整しながら切っていく方が安全だと私は考えています。※ちなみに私はチェーンソーを使わないので、木が裂ける音はよく聞こえます。
ツルに巻き付かれて枯れたヒノキの伐採
今回の動画はツルに巻き付かれたヒノキの伐採の動画です。
直径20cmくらいの細いきですが、倒れる方向が予測しづらかったのでかなり慎重に切りました。
まだ伐採の経験は浅いですが、やはり木を切るのは難しいですね…。もっともっと経験を積んでいきたいと思います。
YouTubeチャンネルはこちら
大きな重機やチェーンソーを使わず、こつこつと手作業で山の開拓をしています。
その開拓記録をYouTubeに投稿しているのでよろしければ是非ご覧ください。
動画はこちら
【山開拓 23】 ツル(蔓)に巻き付かれて枯れたヒノキを手ノコで伐採
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